CHIEMI・ちえみ
[グラインダースタッフ ]
クレイジーな外人さんに出会ったのがきっかけで…
震災で住む場所がなくなって、周りに人が住んでいない場所にあったアパートを見つけて住んでいました。下の娘の幼稚園バスのバス停がアパートの近くだったのですが、バス停に娘一人しかいなかった時期があって寂しいなと思っていました。ある朝、そのバス停に金髪の外国の方がいて、その人の子供も同じ幼稚園だと知りました。それがスーさんと出会ったきっかけでした。スーさんはいつも下を見ながら歩いて壊れた茶碗を一つ一つ拾っていたので「この人、何してるんだろう?変な外人さんだなぁ」と思っていました。本人に聞いてみたら、「実は、壊れた食器を使ってアクセサリーを作りたいと思っているの。」と教えてくれました。「ちえみも来てみない?」と誘われたのが始まりでした。
NOZOMIでの仕事はグラインダーです。初めの頃は陶器を震災で壊れた形のまま、ただ削るのがグラインダーの仕事でした。今は、そういった陶器が少なくなってきたので、寄付していただいた物やリサイクルショップからいただいた物など、そういった陶器をタイルカッターで切って削っています。削る時は夢中になれます。とにかく楽しいです。陶器の性質が1つ1つ違うので、どうやったらきれいになるかと考えるのが面白いです。今まで食器だっだ物にまた違う命を吹き込んで、新しいスタートを与える。それがこの仕事で一番好きなところです。
NOZOMIで働いてる中で、色々な問題があり、同じ事を繰り返したりしながら、正直ここはどうなってしまうんだろう…と思ったこともあります。人間関係の中で色んな経験をして、今日があると思います。自分が続けたいと思う限り一生懸命がんばろうと思います。今のNOZOMIは、現状に満足するのではなく、もっといい物を作りたい!という雰囲気があります。
趣味は美味しい物を食べる事。大好物はラーメン!。美味しそうなお店とか見たことないおやつを食べてみるのが好きです。