EMI・えみ
[ グラインダースタッフ ]
壊れてしまった物を美しい物に変えられる
NOZOMIではグラインダーの仕事をしています。陶器を切ったり、ネックレスやピアスを削ったりしています。壊れてしまった物を美しい物に変えられることが好きです。もっともっと沢山の人にNOZOMIの事を知ってもらって、広がっていけばいいなと思います。
あの日のストーリー
地震が起こった時、私は仕事をしていました。子供たちは小学生だったので、小学校まで急いで迎えに行きました。着いたら間もなく津波が来ました。先生たちがみんなを3階へ連れて行って、そのまま学校で一晩泊まりました。学校の児童クラブが子供に出すお菓子を配ってくれたので、お腹は空かなかったのですが、電気がなかったのでとても暗く、寒かったです。子供の足をさすって眠らせました。寒くて、寒くて…とにかく寒かった。次の日夫が迎えに来てくれて、山の方へ避難しました。そこで10日間ぐらい泊まりました。市内に住む被災してない両親が歩いて探しに来てくれました。グチャグチャになった私の家を見て、娘家族は死んでしまったかもしれないと思ったそうです。だから再会できた時はとても喜んでいました。両親宅へ移動し、数ヶ月間そこで過ごしました。
義理の母の家がハドルストン家(BeOne)のとなりでした。震災の後、義理の母がチャドさんと友達になって色々と助けていただいて、そして奥さんのジェニファーさんからNOZOMIのことを聞きました。震災の後は仕事が少なくて、私も夫の仕事もなくなったので、ちょうど仕事を探していた時にNOZOMIを知って、ここに来ました。