はじまりのストーリー

【出会い】

2011年、ビーワン東北エイド(現一般社団法人BE ONE)のボランティアとして石巻を訪れたスーさん。公園の清掃ボランティアをしていると、カラフルな陶器の欠片が泥や瓦礫の間から顔をのぞかせていることに気がつきました。キッチンやお茶の間は飲み込まれ、色鮮やかな食器の欠片だけが跡に残されていたのです。「ガレキ」として大量のものが捨てられる中、なぜかその欠片に心を惹かれ、そっと拾いあげました。

2012年3月、長く住んでいた兵庫県を離れ、家族で石巻に移住したスーさんと家族。子供が学校に通うようになり、子供を通して地元のお母さんたちと知り合いになりました。震災により雇用の場が激減したこと、また時間に制約のある子育て世代の女性が仕事を見つけることが困難であることも知りました。被災しても懸命に生きる人々をみて、「何かはじめたい。一緒に集まって、希望を見いだせるような、時間に制約のあるママが働ける、そんな場所を作りたい。」心に小さな想いが芽生えました。

ビジョンと想いは日に日に強くなり、ビーワンチームや祈り会でその想いを分かち合いました。そして、石巻で出会ったママ友達にもビジョンを話してみました。
「ジュエリー雑誌を読んでいた時、陶器をリメイクしたようなアクセサリーをみつけたの。陶器のカケラを使ってジュエリーを作る、みんなが集まれる場所を作りたいと思ってるんだけど、どうかな。」

2012年の7月、友達になった女性が集まれる場所を作りました。文字通りゼロからのスタート。ビーワン東北エイドのチームと地元の女性数人でサンプルを作りはじめました。最初は、このプロジェクトがどのような形になるのかわかりませんでした。手芸サークルのようになるのか、ビジネスとして成り立つのか・・・
沢山の人々がビジョンに賛同し、協力してくださいました。そして、プロのジュエリーアーティストがカリフォルニア州からトレーニングに来てくださり、本格的にアクセサリービジネスとして雇用を始めることができました。少し秋の装いを感じるようになった、2012年10月のことです。 
ゲストハウスの一角からスタートしたこのプロジェクト。プロジェクトの名前を考えていた時、1人のスタッフが言いました。

どんな名前でもいいんだけど、希望という言葉を入れたいな。この場所でまた希望を見つけられる気がするから。」
そして、のぞみ(希)プロジェクトと名付けました。 

 

 

【のぞみハウス】

2013年6月、のぞみプロジェクトは新しい工房に移りました。新しい工房は「のぞみハウス」と呼ばれ、のぞみスタッフが週4日、朝9時から午後の4時まで働いています。温かく楽しい自慢のアトリエです。ショールームでは、アクセサリーを1つ1つ手にとってお気に入りの1点が見つかるまでゆっくりお買い物いただけます。どのアクセサリーも世界に1つだけ、個性豊かなものばかりです。

 

現在は14人の地元スタッフとビーワンチームがともに働いています(*1)。日本人スタッフとアメリカ人スタッフの楽しいチームです。被災した食器や不必要になった陶磁器を再利用して、ネックレス、ブレスレット、ピアスなど20種類以上のアクセサリーを作っています。

のぞみハウスでの販売のほか、インターネット販売、国内外での委託販売、イベントでの販売もおこなっています。アクセサリーを作る人、身に着ける人の双方が笑顔になれるブランド作りを目指しています。

2016年10月2日にNozomiプロジェクトは創立4周年を迎えることができました。小さな想いから始まったこのプロジェクトが成長し、今の形になれたのも皆さまの励ましとサポートのおかげです。日頃のご愛顧、大変感謝しています。どうぞこれからも私たちをよろしくお願いいします!


 

 

 

*1 2017年3月14日現在 

のぞみプロジェクトとは? 理念を読む→http://nozomiproject.jp/pages/about-2

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